介護福祉士とは
介護福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」(昭和62、1987年)により規定された国家資格です。
その内容はおもに「専門的知識及び技術をもって、身体上または精神上の障害があることにより、日常生活を営むのに支障がある者につき、心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者」(同法第2条第2項)と規定されています。
つまり、専門的な介護知識・技術を用いて、高齢者、障害者の方々の、入浴・排泄・食事・衣服の着脱・身体移動など日常的な身の回りのお世話をしたり、また、実際に自宅等で介護を行っている家族の方々に、適切な助言や指導を行う専門家を指します。
この資格の保有者は、平成22年度現在で全国で約81万人おり、老人ホーム、身体障害者施設などのケア・ワーカーとして、またホームヘルパーとして在宅福祉の現場などで活躍しています。
介護福祉士になるには
介護福祉士資格を取得するには、厚生労働省から指定を受けた介護福祉士養成校で指定された単位をすべて取得し卒業すると取得できます。(国家試験を受験し取得する方法もあります)
本校の介護福祉士専攻科においては、保育士(保母)登録資格を取得した方であれば、1年間の修学で卒業と同時に「介護福祉士資格」を取得することができます。
今後、日本の高齢社会はますます進み、国立社会保障・人口問題研究所の推定では、総人口に占める65歳以上の割合は下記のようになります。
(注)保育士資格を取得後、介護福祉士専攻科で1年間修学し、「介護福祉士資格」を取得することにより、卒業後は「保育」「介護」の両分野で勤めることができます。