道灌山学園の初代理事長であり創設者の髙橋系吾は、戦後の荒廃した日本の状態をみて、これからの日本にとって最も大切な事は、次世代を担う子どもたちの教育、特に幼児教育が重要と考えました。
そこで、昭和27年6月に東京都荒川区西日暮里に道灌山幼稚園を設立し、道灌山学園の幼児教育が始まりました。昭和35年5月には練馬区高松町に高松幼稚園を設立。幼児教育の実践において「良い教育を行う」ためには、「良き保育者が必要」であるとの観点から、昭和41年2月に道灌山学園教員養成所を設立し、幼稚園教諭の養成も始まりました。
さらに養成所は、昭和46年4月には保育士の養成を含む、道灌山学園保育専門学校へと発展し、優れた保育者の養成を行ってきました。
平成11年4月からは、高齢化社会に向けて介護福祉専攻科を新設し、道灌山学園保育福祉専門学校として現在に至っています。
道灌山学園は保育福祉専門学校と併設幼稚園に加えて、行政からの委託で2か所のふれあい館(児童館)、9か所の学童クラブ・にこにこすくーるを運営しています。
また、関連する社会福祉法人の道灌山心育会は道灌山保育園を運営し、これらの施設全体で学生の実習や教育にあたっています。
本学園全体の建学の精神は「心育学の実践」にあります。
これは学園校歌中の「幼き心を はぐくまん、いざ育てん」にも示され、家庭の三声「話し声、笑い声、歌い声」を大切に、心を育てる大切さを教えています。
保育福祉専門学校の教育目標は、正しい理論と豊かな知識、高い技能を身につけ、保育、介護に関わる使命感、愛情、情熱を持つ実践的な指導者の育成にあります。
学園はこの目標に向かい全力を尽くしています。